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ベバリーの聖ヨハネ司教                      記念日 5月 7日



 イギリスの東部ベバリーの教会は、国中で最も美しいカテドラルだと言われている。それを建てた人はベバリーのヨハネ司教であった。

 ヨハネは、福音史家聖ヨハネにささげられた小さな教会のそばに修道院を建てて、721年に死去した時、ここに埋められた。ベーダによると、ベバリーのヨハネは病気を癒す賜物を与えられて、生まれてから一言も話せなかった口のきけない少年を癒して、アルファベットを教えたり、また激しい苦しみのため3週間も動けなかった女性を治し、瀕死の状態にあった数人の者も聖人の祈りで救われた。聖人の死後も、このような奇跡は墓のそばで続いたので、そこは有名な巡礼の場所となった。

 彼が列聖されたのは1037年であった。生まれた所はヨークシャーの小さな村で、ケントで修道司祭となり、後にヨークの司教になったが辞職して、最後の4年間は修道院で静かに余生を送った。